照明でよくあるミス
セミナー内で、スクリーンを見やすくするために会場が暗転したりすることはよくあることですが、 会場の明るさに関して撮影する人が事前に把握し対策を講じないと動画の品質を下げる要因になります。
よくある失敗その1 : 暗転明けのカメラのボケ(人物がボケて映ってしまう)
カメラのフォーカス設定をオートにしている際に起こるトラブルです。
オートフォーカスモードでは、カメラは被写体の明暗によりフォーカスを合わせているため暗転時にフォーカスを見失うことになります。
その後、暗転が明けた時にカメラの映像はボケているということになるのです。
対策としては、オートフォーカスではなくマニュアルフォーカスに変えあらかじめ
演者の立ち位置等にフォーカスを手動で合わせておくことが必要です。
よくある失敗その2 : 暗転中の登壇者へのスポットライトで登壇者が真っ白に
このトラブルも全項目同様にカメラの事前設定の誤りから来るものです。
全項目が、オートフォーカス設定が問題であったのに対し、これは明るさオート調整設定が招くトラブルです。
カメラの明るさ設定をオートにしている時カメラは、カメラが映す画面の明るい領域と暗い領域の広さで明るさを認識します。
この時スポットライトのような部分的な照明を用いても、画面の大部分は暗いままのためカメラの設定は暗い場所のモードになってしまい過度にスポットライトの光をとらえてしまい白とびしてしまうのです。
対応としては、こちらも明るさオート設定をマニュアルに変更し事前に暗転時の照明を作り白とびしないレベルに調整しておきます。