セミナー撮影講座 照明編

セミナー撮影においての照明は、お座なりになりがちですが、
だからこそ、競合のセミナーや、セミナー動画と差がつきやすい要素でもあります。
計画されたライティングを行うことで演者がより魅力的に映り、合わせて動画のクオリティを飛躍的に向上するでしょう。
照明にまで配慮を利かせたセミナーを計画することは非常に有効な手法といえます。
ここでは、他のセミナーと差をつける隠れた要素でもある照明に関して学んでいきます。

照明でよくあるミス

セミナー内で、スクリーンを見やすくするために会場が暗転したりすることはよくあることですが、 会場の明るさに関して撮影する人が事前に把握し対策を講じないと動画の品質を下げる要因になります。

よくある失敗その1 : 暗転明けのカメラのボケ(人物がボケて映ってしまう)

カメラのフォーカス設定をオートにしている際に起こるトラブルです。
オートフォーカスモードでは、カメラは被写体の明暗によりフォーカスを合わせているため暗転時にフォーカスを見失うことになります。
その後、暗転が明けた時にカメラの映像はボケているということになるのです。
対策としては、オートフォーカスではなくマニュアルフォーカスに変えあらかじめ 演者の立ち位置等にフォーカスを手動で合わせておくことが必要です。

よくある失敗その2 : 暗転中の登壇者へのスポットライトで登壇者が真っ白に

このトラブルも全項目同様にカメラの事前設定の誤りから来るものです。
全項目が、オートフォーカス設定が問題であったのに対し、これは明るさオート調整設定が招くトラブルです。
カメラの明るさ設定をオートにしている時カメラは、カメラが映す画面の明るい領域と暗い領域の広さで明るさを認識します。
この時スポットライトのような部分的な照明を用いても、画面の大部分は暗いままのためカメラの設定は暗い場所のモードになってしまい過度にスポットライトの光をとらえてしまい白とびしてしまうのです。 対応としては、こちらも明るさオート設定をマニュアルに変更し事前に暗転時の照明を作り白とびしないレベルに調整しておきます。

魅力的な照明

上では、照明にまつわるミスをご紹介しましたが、今回はより登壇者が魅力的に映る照明に関してご紹介します。

スポットライトの利用

会場に備え付けのスポットライト設備がある場合は、司会者、演者に当てることで、PPTを使用するような暗い会場でも、クリアに、 より魅力的に被写体を映像にのこすことが可能です。
設備を確認してスポットライトが使えるようなら、上述のスポットライト使用の際のよくあるミス(暗転中の登壇者へのスポットライトで登壇者が真っ白に)に 気を付け利用してみると良いでしょう。

LEDライトの使用 (キーライトとフィルライト)

会議室でのセミナーなどでは、一般的には蛍光灯の照明のみの使用となりますが、 天井から注がれるの照明のみでは登壇者をより魅力的に演出することは出来ません。
ここで、セミナー会場の脇など邪魔にならない場所から撮影用LEDライトなどを登壇者を 立体的にライティングすることで印象は変わってきます。
ではどのように立体的で存在感のあるライティングを作るのかをご紹介します。
ライティングの基礎的な概念に三点照明というものがあります。

 キーライト 

キーライトとは、被写体に当てる最も強いメインのライトとなります。 より立体的に登壇者の表情をライティングするには会場の隅、登壇者の斜め横から当てるとよいでしょう。

 フィルライト 

フィルライトとはキーライトにより過度に強調された影の部分のい印象を和らげるための補助的な照明です。 補助的なものなので、キーライトより光が弱いものを使用します。 ライトでなく、レフ版などを使うことを可能でしょう。 位置はキーライトとは反対側の隅から同じようにライティングします。

 バックライト 

キーライトにより生じる影が背景に溶け込まないように被写体の後ろ方向を強く照らす照明。 これにより、被写体の輪郭がはっきりする効果があります。 セミナー撮影などの場合は、登壇者のより後方にライトを配置することは難しいことから割愛します。

これらのライティングを元に、照明の配置を考えると次のようなものになります。
LEDライトは今は低価格のものもあるので、 個人でも素人が撮ったと思われないセミナー映像を撮影したいという方は、 このようなライティングを導入してみてはいかがでしょうか?

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